KAEDE

デザイン画


先日の事務所引っ越しの最中、いろいろなものを見つけました。

その中の1つに、私がWAGUにおいてモノづくりをするきっかけになったクラッチバッグ(のちに"KAEDE"と命名)を最初にデザインした際のスケッチや生地のイメージ写真、諸々が出てきました。

「TEN」という着付け教室をはじめ、着物を着る機会が増えてきたころ、クラッチバッグは世の中にあふれているものの、お財布も携帯も入って、そのうえ、ちょっとした化粧道具が入るくらいの実用性があり、洋服でも持てて、その上、和装にもぴったりというバッグが見つかない…常々、そんな事を考えていました。そんな時に、四谷の老舗草履屋・三栄さんに伺い、何かの話から社長の伊藤さんに延々とその胸の内を訴えてしまったところ、「じゃ、作ってみる?」なんていうことになり、思い立ったら吉日、それからは何度も何度も足繁く通い、たしか最初に完成したのが、このバッグ。古い帯を使って作ったものです。
ただし、古布だったこともあり、1、2回使ったら端の部分がすれてきてしまい、絹では商品にすることは難しいと、これまたいろいろな方から革の卸を紹介してもらったり、職人さんを紹介してもらったり、泣いたり笑ったり、もうここでは書ききれないくらいの紆余曲折を経たうえで、完成したのが後の「KAEDE」でした。バッグを作った経験もない私の単なるわがままを「あーしたい」「こーしたい」と、それはそれは、本当に多くの方に訴えかけ、よくも皆さま本当にそれを受け止めていただいたというか、本当に多くの方の協力があって完成したもの。
それも「KAGUWA」というブランドを始めた原点ともいえる商品。今は、もう生産をしていないため販売もしておりませんが、本当に多くの方に購入していただき、その感謝は言葉ではあらわしきれないほどです。

そんなわけで、このスケッチが出てきただけでちょっと泣きそうになるくらいの思い出がわーっと溢れてきた、そんな掃除中でした。でも、こういうのを見始めると掃除にならなくなっちゃうんですよね(苦笑)。



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